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患者自身に強い闘病意欲があるか否かによって、同じ治療を施してもその効果に大きな差異が生じることは医療スタッフであれば等しく認めるところである。病気や治療に対する理解度、スタッフに対する信頼感の程度、病室環境のアメニティによって、患者の心理と意志は大きく左右される。ここのペイシェントエデュケーション(患者教育)の重要性がある。さらに、人口高齢化と疾病構造の変化により、慢性疾患の指導や、在宅ケアについての指導など、患者の理解を得、自立を促すことが治療の中でますます大きなウエイトを占めつつある。
もし、患者の不安心理を取り除き、スタッフとの信頼関係を高めるための、ニューメディアを駆使した人手や時間をとらないコミュニケーション装置があれば、その効果は明らかである。医療スタッフにとっては業務の軽減と、より深い直接的なケアのための時間の確保、入院日数の短縮と病院経営の合理化を図ることができる。
本研究は、
(1)双方向ケーブルテレビ技術を適用とした病院内の映像情報システムの開発と、
(2)その臨床応用と評価および、
(3)具体的な映像ソフト(ビデオ)の開発を目的としている。本研究が目的とするシステムは映像メディアを使った患者サービスのための病院設備であり、同時にドクターやナースをはじめとする医療スタッフをバックアップし、より質の高い、人間的で心のこもった治療と看護に貢献するシステムであるといえる。3.研究成果病院内映像情報システム(システム名「ホスビジョン」)については、コンピュータソフト、ハードとも開発を終え、機能性、操作性などの評価と研究を重ね実用段階に達している。
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